LIFE

「落ちたけど、底までおちない」

大雪の翌日は強風。起きたら風が鳴っていた。まるで風の谷のようだった。しかし思いのほか雪は少なく、昨夜除雪車がきれいに雪を除けてくれてからの積雪は5センチほどだった。どうしても今日中に済ませたい用事があったので、山から下りていくと、林を抜けた畑に挟まれた道は、風が止まることなく吹き荒れ、吹き溜まる雪は、まるで雪の砂漠のようにうねり、とどころどころ高さは50センチほどにもなっていた。下り道を運転しながら、帰りの坂道を上りきれるだろうかと不安になった。

そして帰り道。勢いをつけ坂道を上った。カーブの内側に吹き溜まりが見えた。ここで止まっては家まで帰ることはできないと思った。私はスピードを落とすことなくカーブに入った。砂丘のようにうねった雪に足を取られ、進路は大きく膨らんだ後、タイヤが雪に埋まり車は止まった。アクセルを踏んでも空回りして動かない。

某ロードサービスに電話すると、悪天で3時間待ち。それでも救援をお願いし、少しでも早く抜け出せるように、タイヤと車周りの雪をスコップで除け始めた。そして、路肩の雪山に突っ込んだ前輪を出そうと車の前方に回り込み、タイヤを掘り出したその時、私は落ちた。タイヤの側面、外側は、そのまままっすぐ側溝のふちにつながっていた。前方からバンパー側を掘ったときは、側溝に一部かけられていた蓋が、たまたまその場所にあり足場があった。積もった雪のさらに下に位置する側溝は、足がつくような高さではなく、腰のあたりまで落ちつてから、どうにかタイヤにつかまって抜け出した。

落ちなかった。落ちたけど、底まで落ちなかったのは、これで3回目だと、家に帰り薪ストーブの火を見ながら思い出した。よく落ちるけど、ぎりぎりで踏み止まる。

「近所は仲良くしなきゃ。」と言って、近所の方が重機で、林までの雪の砂漠を除雪してくださった。「ひと冬に2~3回はあるんだよ。」と聞いて、残りのこんな日は、家から出ないと思った。

旭川住人にも、冬になると行けるか心配になると言われる場所だけど、実は、旭山動物園に近いこの場所は、市内でも有数の冬道が走行しやすい地域ではないかと私は思う。しかも、家の真ん前まで、除雪車がきれいに除雪してくれる。(ありがとうございます。)

スカは、真冬もホットに営業中で、家の前まで除雪車が入ってくれるので、四駆であれば、風が鳴るほど吹雪く、ひと冬に3日以外はご来店いただけますが、風が鳴るほど吹雪いたときはお休みします。

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